「公共図書館に於けるCD-ROM付き書籍の取り扱い」
図書館編


設問1 貴図書館ではCD-ROM付き書籍を閲覧させていますか。

(A) YES(B) NO(C) CD-ROM付き書籍は扱っていない
571317

設問2 閲覧させると同時に館外貸出を行っていますか。

(A) YES(B) NO(C) ケースバイケース
511410

<設問1 設問2の分析>

アンケート調査に回答した公共図書館のうち65.5%の図書館でCD-ROM付き書籍を閲覧させているという回答を得た。CD-ROM付き書籍を扱っていない図書館を除くと、81.5%という高率でCD-ROM書籍を閲覧させている。これはわれわれ出版する側としては予想以上の数字といえる。

また図書館貸出についても68%の図書館で館外貸出を行っており(C)のケースバイケースを含めると、これまた81.3%と圧倒的な割合で貸し出しを行なっている状態である。出版社が回答した館外貸出OKの39%を大きく上回っている。

設問3 YESの方とケースバイケースの方にうかがいます。

(A) CD-ROM付きでそのまま館外に貸し出しを行なっている。25
(B) CD-ROMを取り外して書籍のみを館外貸出を行なっている。
(C) 希望者に対してCD-ROM付きで、それ以外はCD-ROMを取り外して貸し出している。18
(D) 出版社や著作権者に確認の上CD-ROM付きで館外貸出を行なっている。
(E) その他

<設問3の分析>

館外貸出について、当初懸念されたCD-ROM等の紛失などで、CD-ROMを取り外して貸し出していると回答した図書館はわずか5館(8.2%)にすぎず、大部分はCD-ROM付きで館外貸出を行なっているのが現状である。この結果は日本電子出版協会も日本図書館協会も予想外と受けとめている。

なお、その他(E)の回答は次のようなものだったので、参考までに列記しておく。

出版社に動画の有無を確認し、動画のあるものや、出版社の許諾が得られないものは除いて、CD-ROM 付きで貸し出しをしている。
映画の著作物を含むものは貸出不可としているが、内容のチェックが難しく、そのまま貸し出しを行う事がある。
CD-ROMを取り外して、バーコードを貼付し、CD-ROM1枚を1冊とみなして館外貸出している。
参考図書以外は館外貸出しておりCD-ROMをカウンターへ別置して、書籍貸出の際、希望者に貸し出しをしている。
開架しているものはCD-ROMを取り外している(開架しているものは禁帯出の参考図書)。閉架しているものについては取り外さずそのまま貸し出しを行なっている。
選択肢(A)と(B)の混在。(A)と(B)の判断基準は特になし。

また、注記として次のものが目立った。

書籍については回答(B)雑誌のみ出版社に確認して貸し出し。CD-ROMが見られる利用者専用機を設置していない。
回答(C) 動画を含む場合は貸出不可
(設問1で(C)選択の際の注書)基本的にCD-ROM付き書籍を扱っていない
→例外雑誌2種(一冊は許諾がとれたので貸し出している。もう一冊はCD-ROMをはずして書架に出している。)参考図書の1部(貸し出しはしていない)
回答(C)サンプル的なものを除き、著作権上問題のあるものについては図書のみを貸し出している。

設問4 CD-ROM付き書籍の館内閲覧の際、FDやMO等へのデータコピーやプリントアウトのサービスはどうしていますか。

(A) 著作権者の許諾を得られたもののみデータコピーやプリントサービスを行なっている。
(B) データコピーは認めずプリントアウトを実費で行なっている。
(C) データコピーはよいがプリントアウトは禁止している。
(D) データコピーもプリントアウトも禁止している。館内閲覧のみ。24
(E) その他38

<設問4の分析>

現在のところでCD-ROMのデータのプリントアウトサービスを行なっている図書館はわずか2館にすぎなかったが、これはこれらのサービス機能がまだ整っていないためと思われる。なお、37.5%の図書館はデータコピーもプリントアウトサービスも禁止しており、出版社及び著作権者に配慮しての対応かと思われる。ただ、館内閲覧のための機器やプリントアウト用の機器がととのえば、その数はもっと増えると思われる。また、59.4%の図書館がその他にさまざまな意見を寄せているので、以下に列記。

一部のもののみ、コーナー(CD-ROM閲覧のコーナー)でデータの閲覧およびプリントを行なっている。
特に制限なく、閲覧させている。
館内閲覧は実施していない。ただし、百科事典やデータベース等のCD-ROMを利用した閲覧コーナーは地区図書館(1館)にあり、プリントアウトは可。(コピー料金と同じ)
CD−ROMを見るコンピュータはなく、本だけ閲覧できる。
館内閲覧は書籍のみ。
書籍本体の閲覧のみ。CD-ROMのデータコピー、プリントアウトサービスはなし。
CD-ROMの館内閲覧はさせていない。
CD-ROMの館内閲覧は行なっていない。
館内閲覧は行なっていない。
していない。
そのようなサービスは行なっていない。館内閲覧は行なっていない。
行なっていない。当該サービスは行なっていない。
いずれのサービスもしていない。
データコピーやプリントアウトのサービスを行なっていない。
機材がないのでサービスしていない。
パソコンを開放していないので、上記サービスは行なっていない。
CD-ROMを閲覧するパソコンを利用者に開放していない為、コピーは不可。
機器の開放を行っていない。
館内に閲覧設備なし(データコピー設備なし)。
館内閲覧用の端末は設置していない。
CD-ROMの館内閲覧は不可(機器の用意がない)。※回答(D)
CD-ROMの館内閲覧用機器はない。
CD-ROMの館内閲覧のための設備はありません。
館内にCD-ROM閲覧の設備がない為、書籍の閲覧のみ。
CD-ROMのデータコピーやプリントアウトができる環境がない。
利用者閲覧用CD-ROMはありませんので閲覧不可。
閲覧機器、スペース的に現在閲覧はしていない。
閲覧用コンピュータを備えていないので、館外貸出を行なっているだけである。
コピーやプリントアウトする機器を常備していないので貸し出しのみ。
機器がないので館内閲覧、プリントサービス等は行なっていない。
データコピーもプリントアウトもCD-ROMの館内閲覧も不可。(館内閲覧用パソコンは置いていない)
コピーもプリントアウトもなし。CD-ROMの館内閲覧もなし。
データコピー、プリントアウトサービスは行なっていない。
現状では館内閲覧はできない。館外貸出のみ。
CD-ROMの貸し出しをしているが、データコピーやプリントサービスは一切やっていない。
貸出はしている。データコピーやプリントアウトは行なっていない。( 書籍のみ館内閲覧可能)
禁止している。
(↑設問1で閲覧はさせているので、(D)あるいは閲覧は書籍のみと推定される。)
なし。もしあったら閲覧のみの可能性が大きい。
現在まで利用者からの申し出はない。今後検討していきたい。
前例なし
未検討(平成13年春の新館開館までに検討予定。現在新館準備のため休館中)

◎回答(D)について:他の設問で閲覧機器がない等の理由が記載されていることから、館内閲覧は書籍のみと思われるものが少なくとも4つあり。

設問5 CD-ROM付き書籍の取り扱いについておうかがいします。

付録のCD-ROMを取り外して貸し出すことについて

(A) CD-ROM付き書籍は一点につき1冊づつ購入、閲覧にまわしている。35
(B) 必要に応じてCD-ROM付き書籍の冊数を増減させて購入閲覧させている。
(C) CD-ROM付き書籍からCD-ROMを取り外し、1ヵ所にまとめて館内のみで閲覧 させている。
(D) その他31

<設問5の分析>

CD-ROM付き書籍は1点につき1冊ずつ購入が全体の46%を占めている。その他の回答はさまざまなもので、以下に列記するが、図書館側としては書籍についているCD-ROMの取り扱いについては苦慮している様子がうかがえる。例えば、CD-ROM付き書籍からCD-ROMを取り外し、貸し出しの際にカウンターにて書籍と共に館外貸出を行うとか、取り外したCD-ROMをカウンターにまとめて管理し、必要に応じて貸し出すとか、あるいはCD-ROMだけ出納式にして希望者に貸し出すなどの方策をとっているようである。

CD-ROMを取り外し、1ヵ所にまとめて閲覧させているが、希望があれば館内で単体パソコンで閲覧も可能。
選定し、購入の可否又は冊数等を決定。
書籍と同じ扱いをしている。
特別扱いはしていません。
参考図書については、CD-ROMを取り外している。貸出図書は制限なく貸し出しを行なっている。
貸出用図書…CD-ROMを貸出用図書と一緒に装備し、貸し出しに供している。
館内用図書…CD-ROMを図書と別に置いている。CD-ROM館内閲覧はなし。(紛失防止のため行なっている。)
書籍からCD-ROMを取り外しカウンターにまとめて管理し、必要に応じて貸し出しをしている。
貸出時、書籍と組み合わせる。
CD-ROM付き書籍からCD-ROMを取り外し、貸し出しの際にカウンターにて書籍とともに館外貸出を行う。
CD-ROMは別置して、希望により付録扱いで貸し出しています。なお、極力CD-ROM付きの図書の購入は、現在のところ控えております。
CD-ROMを取り外し、バーコードを貼付し、一ヵ所にまとめて管理し、館外貸出している。
希望者に対してCD-ROM付きで、それ以外はCD-ROMを取り外して貸し出している。
書籍に付属しているCD-ROMは別扱いとし、利用者から館外貸出の希望があった時のみ、CD-ROMを貸し出す。
CD-ROMを取り外し、主題別に分類、排架し閲覧。(設問3=(C))
CD-ROMだけ出納式にして、希望者にのみ貸し出している。
CD-ROMをとりはずして利用しています。
CD-ROMを取り外し、主題別に配架。
開架するものについてはCD-ROMを取り外している。
CD-ROM付き図書からCD-ROMを取り出し1ヵ所にまとめている。
書籍のみで資料として使用できるものはCD-ROMを取り外して書籍のみ貸し出しを行なっている。
CD-ROMを取り外し、書籍のみを閲覧、貸し出しをしている。
書籍はCD-ROMを取り外し一般書と同じあつかい。CD-ROMは一時保管。
CD-ROMを取り外し、書籍のみ、閲覧や貸し出しを行なっている。
CD-ROM付き書籍からCD-ROMを取り外し、1ヵ所にまとめている。館外貸出については検討中。
意図的に購入してはいないが、利用者からの要望が多いコンピュータ関連の本にはCD-ROM付きのものが多いため、CD-ROMが増えています。
なるべく購入しない方針。CD-ROM閲覧用設備が整えられないため。
CD-ROM付き書籍は購入していない。(ただし、例外的にレファレンス資料のみ購入している。その場合CD-ROMは取り外している)
管理面から現在のところCD-ROM付き書籍は購入しない。
なし

設問6 CD-ROM付き書籍の著作権者の権利問題についておうかがいします。

(A) 館外貸出に際し自ら権利者に許諾の連絡をとる。
(B) 出版社を介して許諾をとってもらう。
(C) 取次業者または納入業者に許諾をとってもらう。
(D) 許諾なしで館外貸出を行なっている。45
(E) 許諾をもらうのが面倒だからCD-ROM付き書籍は扱わない。
(F) その他11

<設問6の分析>

著作権者の権利問題について、全体の58.4%を占めたのが(D)の「許諾なしで館外貸出を行なっている」だった。たしかに著作権者がCD-ROMの違法複製コピーを恐れて、明確に図書館での館外貸出禁止を明示していない限り、書籍の一般使用と同様の扱いでかまわないのか、議論のあるところである。現実に付録のCD-ROMの著作権について自力で判断するだけの情報と意志を持った公共図書館は数少ない。思うに図書館側は著作権者の権利侵害を懸念して、なんらかの形で著作権者の意向を確かめているようだ。更に確固たる裏付けがないまま貸し出しを行ったり、躊躇したりしていることの証左といえよう。これは出版社側のアンケート回答の中でもあらわれている。この回答に書き込まれたもののうち主なものは次のようなものである。

CD-ROMはCD-ROMで購入している。書籍についているCD-ROMはあくまでも付録であり、書籍の内容で判断している。購入したものについては個々に判断し、著作権上の問題が明らかなものは書籍のみ提供している。
当初は(B)の方法をとっていたが、先方の対応があいまいだったこともあり、現在は(D)。
書籍は貸し出しているが、CD-ROMは館内利用の閲覧のみである。(機器操作上の関係で現在は行なっていない。)
要許諾が明記されている場合以外はCD-ROM付きでの館外貸出を行う。
CD-ROM利用に際しての注意事項の記入があれば、それに従っている。それ以外は貸し出している。
取次業者が許諾を取っている?と思う。(取次業者より一括購入。新館案内に掲載されているものは、図書館に売るイコールは貸し出しなのでOK?だと思っています。)
CD-ROM付き書籍からCD-ROMを取り外し、1ヵ所にまとめて貸し出しを行なっている。
CD-ROMが動画を含んだものであるか判別が困難であるため、CD-ROMの閲覧、貸し出しをしていない。
CD-ROM付き図書はなるべく購入しないようにしている。
著作権処理が複雑であり、ウィルス等の問題もあるため、扱わない。
著作権問題だけでなく、CD-ROMに関しては現行では取り扱っていない。
今までは購入しないということにしていたが、CD-ROM付き資料が多くなってきており、そうした資料の購入も考えている。
利用者用専用機を設置が決まれば検討する。
全館(9館)で統一的に対応する様、現在検討中。

回答(D)
ただし、雑誌付録CD-ROMは出版社に確認し、許諾を受ける。
所蔵数がごくわずかなため貸し出しの実績はほとんどない。

回答(E)
ビデオでさえ大量の寄贈分の確認作業ができないでいます。

設問7 そこでおうかがいします。CD-ROM付き書籍の中で館外貸出してもよい書籍にシンボルマークをつけて選別する案がありますが、これに対してお答えください。

(A)CD-ROM付き書籍を館外貸出可のシンボルマークをつけることについて

賛成反対どちらともいえない
70

<設問7の分析>

その理由(賛成)

許諾をもらう手間が省かれるため。動画がはいっているか確認する必要がない。
その都度許諾を得る手間が省けるため。
許諾の点で問題を生じないために必要と考える。
著作権問題をクリアーしている資料と公示しうるから。
許諾を受ける必要がない。
著作権者の許諾をとる手続きが不要になるため。
図書館で貸し出しの可否について出版社に問い合わせる手間が省ける。
CD-ROM付きの書籍については利用者からの予約以外原則的には購入していない。許諾を得るのが面倒だから。シンボルマークがあれば手間が省けて良い。
著作権処理が明解になるため。(但し購入先が限定されると困る)
貸し出しや購入の際、著作権問題をクリアしているかわかりやすい。
著作権者への許諾事務を省略できるので、確認手続きの集中管理は大変有りがたい。
現在、当館の独自の館外貸出可の表示をしており、シンボルマークがあれば更に良い。図書館現場において円滑な貸出業務が可能となるため。
著作権者の意思が明確化されることで、貸し出しの可否についてより的確な判断が可能となる。
シンボルマークがあれば安心して館外貸出できる。
利用者がわかりやすい。
貸し出しの可否について、利用者に説明できる。
利用者の理解と協力を得られやすい。
購入時及び貸出時の判断基準となる。
(設問7(B)i/ii)どちらでも結構ですので、こうしたマークがあれば、積極的に収集しやすいように思います。ぜひ実現を……。
出版目録につける。(貸し出しできる)シンボルマークがついていない書籍は購入しない。
注文の判断基準にしたい。
選定、購入の際に前もってわかるとなお良い。
購入の際にCD-ROM付きかどうか検討しながら選書するのは手間がかかるので、はっきりとひと目で分るように明記してほしい。
購入の際、参考になる。
現在、選書の際になるべく購入を控えている。貸出可が明記されれば購入ができるようになる。
わかりやすい。
判断する基準があいまいなため。
但し、書籍とCD-ROMの主従関係を明確にした上で付録的なものはすべて可、半々でどちらも不可欠ものについては、その旨を明示し、その上でシンボルマークをつけてほしい。CD-ROMが主になるのであれば、当然、CD-ROMとして案内すべき。
館内閲覧のみ可、館外貸出可、データコピー可等はっきり区別できるものであれば。
何らかのボーダーラインは必要と思われる。
シンボルマークを付加する基準により左右するのでは。
ただ、破棄等への対応が必要。
シンボルマークを付けて選別するというよりも、公共図書館で取り扱うCD-ROM付き書籍に関しては、著作権者から館外貸出許諾が得られる、というシステムの確立を希望します。(当館にはCD-ROM視聴設備がないので)
ぜひ、行なってほしいです。
とにかく市町村図書館はどこも目が回るほどのいそがしさ。(うちなど2人で何もかもこなしている現状)はっきり、出版する側から明示してもらった方が絶対に楽だし間違いがない。早急にお願いしたい案。

(B)貸出可のシンボルマークをつけることに賛成の方にうかがいます。
(i)日本図書館協会・日本電子出版協会が策定したシンボルマークを使用する。 YES/NO
(ii)出版社独自のものでもシンボルマークがあればよい。 YES/NO

(i)(ii)
YESNOYES/th>NO
544311

<設問7―Bの分析>

図書館側は貸出可のシンボルマークはどんな形であれ、CD-ROM付き書籍につけてほしいとの要望が圧倒的多数を占めた。ただどちらかといえば、共通のシンボルマークを希望しているように思われる。

(C)貸出可のシンボルマークをつけることに反対の方にその理由をお聞かせください。

必要がない。
書籍の一部であるので、別管理必要なし。
原則として書籍に付いたCD-ROMは書籍同様貸し出されるべきだと考えている。
本が貸出可でCD-ROMが貸出不可の場合、館に閲覧設備がなければ本・CD-ROMの同一性がなく無意味。
貸出可否の判定の手間がかかることと、誤って貸し出しをしてしまうおそれがある。利用者の理解を求める為の説明が必要。
CD-ROMを館内閲覧できない館はどうすればよいのか。(コピーやプリントアウト等ができる機器がない)
書籍にシンボルマークをつけると、その書籍は貸出禁止となり、図書館にとって不都合。(CD-ROMの館内利用のためのハードの用意も必要)
現在まで館外貸出している書籍とのかねあいもあり、購入時、貸出可の資料として発注・購入するため。
著作権上の許諾が必要なもの(即ち貸し出し出来ないもの)にシンボルマークをつけるのがよいと思われる。(C)逆に貸出不可のものがわかる措置があれば、窓口での対応がより適切なものとなると考えられるため。
JIS企画のように著作権マークをつけたらよい。

◎賛成・反対未記入
「書籍」として出版されている以上、図書館の収集の自由が適用されるのではないのでしょうか?
マークで区別(表示)されるなら、便利になるが、導入後検討していきたい。
どちらともいえない。CD-ROMを除いた書籍本体に「貸出云々」のシンボルがあると誤解の原因になる。「動画の有無」に関するシンボルなら歓迎。

設問8 参考までに定期刊行物(含むムック)の付録にCD-ROMがある場合、その取り扱いについてのご意見をお書きください。

定期刊行物を発行している出版社ごとに許諾を得ている。
出版社に貸し出しの可否を問い合わせている。
出版社にその刊行物について、今後も含めて、館外貸出の許諾をとっている。
出版者へ確認のうえ、CD-ROM付きで閲覧・貸し出しをしている。
現在、定期刊行物のCD-ROMのみ出版社に問い合わせて館外貸出の是非を決めている。
出版社の許可が得られたもののみ貸し出し、その他は取りはずし保管。
出版社に確認の上、可能なもののみ館外貸出している。定期刊行物とCD-ROMは別扱いとし、扱いは設問5の(D)と同じ。定刊付録のCD-ROMも貸出可のシンボルマークを使用するようにして欲しい。
(→設問5(D)の回答=書籍に付属しているCD-ROMは別扱いとし、利用者から館外貸出の希望があった時のみ、CD-ROMを貸出す。)
以前はCD-ROMを取り外して貸し出していたが、現在はそのまま貸し出しをしている。
通常の雑誌と同じ取り扱いをしている。(貸出可)
書籍に付属したCD-ROM等は、その書籍の一部として取り扱っているので、別に保管する様なことは考えていない。
図書に準じる。(CD-ROM付き書籍の書籍/CD-ROMともに貸し出し・館内閲覧を行なっている)
書籍と同じ扱いがよい。(CD-ROM付き書籍は(CD-ROM付きでない)書籍と同様に扱っている)
大方の利用者は付録もその刊行物の一部と捉えており、たとえそれがCD-ROMであっても除いて貸し出しすることに対し反発がある。貸出禁止の旨が明示されていれば別だが、現状では付けて貸し出しせざるを得ない。
図書として購入する場合は図書と同じ扱い。
現在までに特別な取り扱いをしたことはありません。
書籍と同様に取り扱っている。(CD-ROM付き書籍→館内閲覧書籍のみ、希望者のみCD-ROM付きで貸し出し)
図書に同じ。(当館では新館雑誌はバックナンバーとなるまで館内利用のみ。)
(→CD-ROM付き書籍→館内閲覧書籍のみ、CD-ROM付きで貸し出し)
書籍と同様の処置でよい。(CD-ROM付き書籍→希望者のみCD-ROM付きで貸し出し)
一般の図書と同じように貸し出し等も行なっている。
書籍と同様の取扱い。( CD−ROM付き書籍はCD−ROMをはずして保管中。館外貸出は検討中)
定期刊行物は定期契約のもとに購入することが多いので、CD-ROMがあるから購入しないという個々の判断ができない。付録としてつけるならば、すべて貸出可にしてほしい。
CD−ROMは雑誌本体から取り外して別置。雑誌本体にその旨の表示をつけて、貸出希望者には雑誌本体と共に貸し出し。
カウンターで保管し希望者に貸し出す。
貸出可(最新号は貸出禁止=館内閲覧のみ)となった時点で、本体に付けて貸し出し。
動画を含まないものについて、付録扱いで貸し出しています。
書籍に付けたまま蔵書していると、紛失または他の資料のROMと混ざってしまう為、書籍とは別管理をしている。
参考図書類(白書・年間等)は館内閲覧のみ。それ以外は雑誌本体と同時に貸し出しを行っている。
雑誌の付録としてカウンターで保存し、貸し出しする時にCD-ROMをつけています。
雑誌貸し出しと同時に、付録として貸し出ている。
CD-ROMを付けて貸し出しを行なっているが、CD-ROMの管理には気を使う。
CD-ROM付き資料であることを明示して貸し出しに供している。返却については破損のおそれがあるため、ブックポストへの返却は禁止している。
定期刊行物の付録については、インストールが簡単にできないものやその内容で目次がない等取り扱いにくいCD-ROMが時々あり、許諾を得たものを閲覧できない場合もある。
館内での閲覧は、機器類を相当数用意する必要があり、基本的に貸し出しを含めた許諾を前提に付録とされることが望ましい。
出版社に許諾をとっているので、問7同様にシンボルマークをつけていただきたい
貸出可のシンボルマークをつけて欲しい。
CD-ROM付き書籍と同様のシンボルマークがあればよいと思います。
貸し出しが可能かどうかはっきり明記してほしい。(利用者にも理解できるように)
書籍同様。出版社独自のシンボルマークを付けてほしい。
定期刊行物付録のCD-ROMについて、当館では現在のところ貸し出し・閲覧はしていないが、著作権者の意思をシンボルマーク等で表示することは必要と考える。
現在ではCD-ROMをはずして書籍のみ貸し出している。許諾が得られれば貸し出しを行いたいと思っている。
貸し出しが可能であれば、一般資料と同様に扱って行きたいと考えている。
定期刊行物は原則貸し出しをしないので、CD-ROMも館内閲覧のみとしている。
定期刊行物が館内貸出のみであり、CD-ROMを使用できる利用者用のパソコンがないため、付録として引き上げているが、予算が許せば、館内利用に供したい。
定期刊行物本体の貸し出しはしていないが、CD-ROMについえは閲覧用の機器が備わっていないため、貸し出しをしている。
貸し出しています。(CD-ROMがセットになって資料として成立しているものが多い為)
この類はセットでないと通読できない内容もあるので、貸し出しの対象とする事が望ましく思います。
コンピュータ関連の雑誌についてはCD-ROMが付されているが、それについてはそのまま貸し出している。(当月号は貸出不可)(CD-ROM付書籍については購入していない図書館)
CD-ROMが添付されているかどうかではなく、そのCD-ROMに動画が収録されているかが問題であり、そこが明確になるとありがたい。
CD-ROMを取り外して開架している。なお当館では逐次刊行物の貸し出しは行なっていない。
CD-ROMははずし、貸し出しを行なっている。CD-ROMは破棄している。
取り外して保管。
購入なし。
定期刊行物はすべて館外貸出をしていない。また、CD-ROM付き書籍の刊行物はほとんど所蔵していない。
閲覧環境も整っていない以上(予算の問題等etc.)、基本的に(絶対ではありませんが)選定の対象からはずすことになります。
新しい資料媒体が増え続けるなか、著作権とのからみでどのように取り扱ったら良いのかとまどっているのが現状。
現行では整理や購入の件を検討。
利用者に一存している。
基本的には館内利用のみの方が良いように思う。

<参考データ>

貴図書館の規模についておたずねします。

■貴図書館は次のどれに該当しますか。

(A) 都道府県立(B) 市立(C) 区立(D) 町立(E) 村立(F) その他
451122

■現在の蔵書数は概して何冊ありますか。
■貴図書館の来館閲覧者数は1ヶ月何人ですか。
■現在CD-ROM付き書籍の蔵書は概何冊ですか(但し雑誌等定期刊行物を除く)。

現在の蔵書来館者数
/1ヶ月
CD-ROM付き
蔵書
現在の蔵書来館者数
/1ヶ月
CD-ROM付き
蔵書
130,000340046217,00014,000150
235,000500047221,50014,000150
335,000500048232,00014,000150
437,548516049239,06615,500200
539,000782050250,68615,700240
640,000830051260,00016,000300
745,0001,000052265,30017,000500
846,0001,100053290,00017,000600
950,7451,100054298,24818,000676(注2)
1054,0001,300055300,00020,000750
1164,0001,750056300,00021,616900
1264,7881,800057320,00022,0002700(注1)
1365,4162,000458320,00024,0003000
1468,0002,0005659320,00024,0000(注3)
1570,0002,3001060340,00025,8000(注3)
1670,0002,5001061348,31826,0000(注3)
1772,7802,8001062378,00028,000<0(注3)
1875,0002,8141363390,00031,2000(注3)
1978,0003,0002064400,00034,000数冊
2090,0003,0002065400,00039,000不明(わずか)
2193,0003,3002066423,24440,000不明
2299,0003,6862067430,00040,000不明
23100,0004,0002068438,00043,800不明
24100,0004,0002069450,00050,000不明
25100,0004,6002770450,00050,000不明
26100,0004,7002971500,00050,000不明
27100,0005,0003072550,00051,000>不明
28105,0005,0003073570,00054,273不明
29110,0005,6004074600,00060,000不明
30120,0005,8004075600,00061,762不明
31125,0007,0005076620,00090,600不明
32130,0007,7005077630,000100,000不明
33144,6668,0005078690,000103,000不明
34150,0008,3005079700,000120,000不明
35150,0009,3005080700,000164,000不明
36160,0009,5006081780,000不明不明
37170,0009,5686982855,000不明不明
38180,0009,7008083900,000不明不明
39180,00010,0008884917,000不明不明
40187,00010,00010085920,000休館中不明
41193,70010,000100861,090,0008,000(目標)
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42197,00011,000100871,200,000
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43200,00011,000100881,315,985
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44200,00011,500120(注1)但しカセットテープ・ビデオテープを含む
(注2)FDも含む (注3)設問1が回答(C)なので推定0
45200,00012,000150



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