2024年7月30日 馬場公彦氏: 中国出版業界最新事情2024

2024.07.02

⓵ 第30回北京国際図書博覧会 会期中の会場の模様を、日本からの出展ブースを中心にレポートします。
⓶ 2023年中国出版業界概況報告 どうやら昨年はピークアウトのターニングポイントになりそうな、販売実績と営業宣伝のトレンド、1970年代以降の日本の軽薄短小化を思わせる、人気コンテンツのジャンルと書目、これも日本と似てきている、売上と資産の寡占化が進む中国出版業界、などについて報告します。
③ 中国の教育と研究に関わって来た現場の経験から、中国の日本語教育、日本学研究の歴史的展開、現状と課題について報告し、日本に対する知的関心の動向を知る手掛かりにしていただきたいと思います。
⓸ 日本の出版業界における中国からの翻訳書と同じように、日本の華流ドラマもまた中国のメディアトレンドにキャッチアップしていません。中国の人気コンテンツでありながら、日本のメディア界の死角となっている、テレビドラマについてご紹介します。
 
 
■講師 馬場公彦 氏
北京外国語大学日本語学院 北京日本学研究センター准教授
1958年生まれ。北京外国語大学日本語学院・北京日本学研究センター准教授。博士(学術、早稲田大学)。専門は現代中国・日中関係・メディア論。大学では日本語、日本文学、日中関係史、実用翻訳などを教える。出版社に35年間勤務し編集業務を担当。東京大学客員教授、千葉大学、立教大学講師等歴任。中国伝媒大学新聞伝播学部伝播研究院名誉教授。北京大学外国語学院日語系外籍専家を経て現職。単書に『「ビルマの竪琴」をめぐる戦後史』『戦後日本人の中国像』『現代日本人の中国像』『世界史のなかの文化大革命』『播種人』等。『人民中国』に毎月「第2の人生は北京で」連載中、HON.jpにコラム「中文圏出版事情解説」を持つ。
 
■開催概要
日時:2024年7月30日(火) 16時~17時半
料金:どなたでも無料
会場:オンライン Youtube Live(定員ナシ)またはZoom(100名)
主催:日本電子出版協会(JEPA)