2024年12月2日 村田真先生: ISOとフォーラム標準ーー日本の明日はどっちだ?

2024.11.30

情報技術に関する仕様には、国を単位とする標準化団体(代表例はISO)の規格と、特定の業界や分野の利害関係者が集まるフォーラムの標準の二通りがある。
・今後の日本は、ISO国際規格とフォーラム標準のどちらを重視すべきだろうか? 
・アメリカは、ヨーロッパはどちらを重視しているのか? 
・縦書きへの対応がWCAG 2.2において不満足なものとなったのはなぜか? 
・日本の国際的な発言力・影響力は今後低下しないか?
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講演資料 https://bit.ly/418lgtG (pptx)
講演映像 https://www.youtube.com/live/XKf9kDilPhs

■講師 村田 真 先生(慶應義塾大学政策・メディア研究科特任教授)
XMLを制定したW3C XML WGメンバーであり(1997)、EPUB 3の国際化をIDPF EPUB国際化サブグループリーダとして主導した(2010)。OOXMLのメンテナンスを行うISO/IEC JTC1/SC34/WG4の委員長でもある(2010-現在)。直接関わってきた仕様はほかにも、RELAX NG, ODF, NVDL, QTI3, ODAなどがある。フォーラム標準とISOの両方において国際的に高い知名度と強い影響力をもつという点で日本では稀有な存在である。京都大学理学部を1982年に卒業し、筑波大学より博士(工学)を2006年に取得した。

 ■開催概要
日時:2024年12月2日(月) 16時-17時半
料金:どなたでも無料
会場:オンライン Youtube Live(定員ナシ)またはZoom(100名)
主催:日本電子出版協会(JEPA)