著作権入門セミナーでは、まず著作権法の最新動向について解説していただいた後に、著作権の基礎について2回にわたって解説を行うという構成にして、現在の法改正の動きや最近の社会動向と合わせて著作権について理解できるようにしました。
今年もWebセミナーという形で、6月18日(火)、6月25日(火)、7月2日(火)の3週連続で開催します。講師は、出版実務の経験豊富な村瀬拓男弁護士にお願いしました。
●第3回 著作権制度の基礎 「自由に使える場合とは」
著作権の制限規定についての説明していきます。「引用」がその典型ですが、引用が成立するのかどうなのかは、いつも迷うところです。判断を間違えると紛争に発展する危険がありますが、ここでは、その危険をキャッチするアンテナをどう立てるのか説明します。また、近時の法改正はその多くが制限規定の拡張です。出版は、制限規定の拡張によって便利になる部分もあり、また著作権者側に立って、過度な拡張による権利者の不利益を防がなければならないこともあります。制限規定の現状について確認していきましょう。
講師:村瀬拓男弁護士(用賀法律事務所)
講演資料:JEPAセミナー(第3回)20240702(PDF)
講演資料:「AIと著作権に関する考え方について」(文化庁・PDF)
◇開催概要
日時:2024年7月2日(火)16:00~17:30
料金:どなたも無料
会場:オンライン Zoom(100名)、YouTube Live(定員なし)
主催:日本電子出版協会(JEPA)
共催:電子書籍を考える出版社の会(eBP)