■概要:中国出版業界の現在について、前半は社会生活・学術研究・消費経済といった関連する状況から中国出版文化の実情を指摘し、後半は昨年の出版業界の指標や近年の話題書の傾向などを解説します。
構成:ゼロコロナ体験/変わる消費スタイル/中国型ゆとり教育/北京冬季五輪/学術と出版/2021年出版業界(市場動向と出版傾向)/デジタル出版市場/電子書籍の現在/売れ行き良好良書私的ランキング(文芸/人文科学/社会科学)
講演資料 中国出版事情2022 (1)
■講師:馬場公彦氏
北京外国語大学日語学院。元北京大学外国語学院外籍専家。出版社で35年働き、定年退職の後、第2の人生を中国で送る。出版社では雑誌と書籍の編集に携わり、最後の5年間は電子出版や翻訳出版を初めとするライツビジネスの部局を立ち上げ部長を務めた。勤務の傍ら、大学院に入り、国際関係学を修め、戦後の日中関係について研究した。北京大学では学部生・大学院生を対象に日本語や日本学の講義をしている。HON.jpで中国出版事情、『人民中国』で「第2の人生は北京で」、『朝日新聞 GLOBE』で3か月ごとに「世界の書店から 北京」連載中。単著に『『ビルマの竪琴』をめぐる戦後史』法政大学出版局、『戦後日本人の中国像』新曜社、『現代日本人の中国像』新曜社、『世界史のなかの文化大革命』平凡社新書があり、中国では『戦後日本人的中国観』社会科学文献出版社、『播種人:平成時代編輯実録』上海交通大学出版社が出版されている。
■開催概要
日時:2022年7月19日(火) 16:00-17:30
料金:どなたでも無料
会場:オンライン Youtube Live(定員ナシ)またはZoom(100名)
主催:日本電子出版協会(JEPA)