近年、著作権法の改正が続いています。そこで今年の著作権入門セミナーでは、まず著作権法の最新動向について解説していただいた後に、著作権の基礎について2回にわたって解説を行うという構成にして、現在の法改正の動きと合わせて著作権について理解できるようにしました。
今年もWebセミナーという形で、6月29日(水)、7月6日(水)、7月13日(水)の3週連続で開催します。講師は、出版実務の経験豊富な村瀬拓男弁護士にお願いしました。
講演資料(講演時の内容です):JEPAセミナー(第1回)2022年6月29日(PDF)
●第1回 「近時の法改正と出版契約」
著作権法は重要改正が続きました。平成30年改正による教育目的利用の拡大と補償金制度の導入、令和2年改正による海賊版対策と当然対抗制度の導入、そして昨年は図書館からの資料公衆送信を内容とした制限規定の拡大と補償金制度の導入が成立しました。
教育目的補償金については、教育現場での利用実績報告が今年度から上がってきており、これから権利者に対する分配が行われます。図書館からの公衆送信は、国会図書館からの絶版等資料の一般利用者への送信が開始され、補償金の対象となる配信も来年5月以降開始が予定されています。
これらの改正は、単に法律が変わった、ということにとどまらず、出版各社が出版契約等において適切な対応をすることや、補償金制度への参加をすることが求められるものです。正しい理解と対応について確認していきましょう。
講師:村瀬拓男弁護士(用賀法律事務所)
◇開催概要
日時:2022年6月29日(水)16:00~17:30
料金:どなたも無料
会場:オンライン Zoom(100名)、YouTube Live(定員なし)
主催:日本電子出版協会(JEPA)
共催:電子書籍を考える出版社の会(eBP)
※このセミナーは動画アーカイブをしません。
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★★★日本電子出版協会(JEPA)の提言★★★
―――全国どの小中学校でも使える「学校デジタル図書館」を
国主導でつくりましょう。
https://www.jepa.or.jp/digitallibrary/
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