HON.jpニュースブログのコラム「中文圏出版事情解説」で中国の様々な情報を発信されている、馬場公彦氏に解説していただきました。
講演資料 20210727中国出版事情
講演映像 https://www.youtube.com/watch?v=Z1-1GRUhe4s
■概要
❶ 2020年度中国出版概況
❷ コロナ禍で変わった出版業界――オンライン書店の活況/進むデジタル化
❸ IP戦略に取り組む出版業界――発想の転換/専門部署を開設/ビデオ・オーディオ作品の制作/キャラクターデザイン
❹ IPの保護と発展のための関係法――民法典/著作権法第三次改正/刑法改正
❺ 出版社のパブリシティ事情――オフラインでの活動/オンラインでの活動
❻ 宣伝部との関係――管理条例/タイトルと内容の審査/主題出版への積極的参加/輸出戦略への取り組み
❼ 著者側の取り組み――知識付費への積極的参加
❽ 急伸するオーディオ市場――オーディオブックはこれから
❾ ネットが生み出すコンテンツ――AGCC
❿ 巨大な児童書市場――消費者の動向/出版社の取り組み
⓫ 売上ランキングから見たベストセラーの構造
⓬ 注目される日本のコンテンツーー―文藝物/教養書/PD狙い
⓭ 変わる書店イメージーー―若い客層を呼び込む(美術書・児童書・翻訳書が充実/書籍以外の商品/居心地のよさを追求
■講師 馬場 公彦 氏
北京大学外国語学院外籍専家。出版社で35年働き、定年退職の後、第2の人生を中国で送る。出版社では雑誌と書籍の編集に携わり、最後の5年間は電子出版や翻訳出版を初めとするライツビジネスの部局を立ち上げ部長を務めた。勤務の傍ら、大学院に入り、国際関係学を修め、戦後の日中関係について研究した。北京大学では学部生・大学院生を対象に日本語や日本学の講義をしている。HON.jpで毎月中国出版事情、『人民中国』で毎月「第2の人生は北京で」、『朝日新聞 GLOBE』で3か月ごとに「世界の書店から 北京」連載中。単著に『『ビルマの竪琴』をめぐる戦後史』法政大学出版局、『戦後日本人の中国像』新曜社、『現代日本人の中国像』新曜社、『世界史のなかの文化大革命』平凡社新書があり、中国では『戦後日本人的中国観』社会科学文献出版社、『播種人:平成時代編輯実録』上海交通大学出版社が出版されている。
■開催概要
日時:2021年7月27日(火) 16:00-17:30
料金:どなたでも無料
会場:オンライン Youtube Live(定員ナシ)またはZoom(100名)