新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、今年度は従来通りの新人教育ができていないという声が聞こえます。また、新型コロナウイルスへの対応に追われるなか、めまぐるしく変化する出版・電子出版を取り巻く法律環境についていけなくなっているのではないかと不安を覚える、ベテラン社員や担当責任者、経営者のみなさんもおられるのではないでしょうか。
そこで毎年、出版・電子出版に携わる業界人のみなさんから、たいへん好評をいただいております「著作権入門セミナー」について、従来の内容を見直し、新人教育にも役立つものにしたいと考えました。
今年は、9月18日(金)、9月25日(金)の2回にわたって入門編を、また、10月7日(水)には著作権をめぐる新しい動向について解説します。
講師は、今年も出版実務の経験豊富な村瀬拓男弁護士にお願いしました。
講演資料
著作権入門セミナー3「近時の法改正」
概要:
●第3回 「著作権をめぐる最新動向」
3回目では、新しい課題・論点を見ていきます。毎年のように著作権法改正が行われ、平成30年の教育目的利用での補償金制度の導入は大きなトピックです。令和2年改正では、デジタル海賊版対策の規定の導入や、ライセンシーの権利対抗制度、写り込みの許容範囲を広げる改正など、実務にも大きな影響を与える改正が行われています。令和3年以降も図書館での利用に関する権利制限規定の緩和が予定されているなど、電子的利用の分野に限らず大きな動きがある著作権法の世界ですが、実務で落ち着いて対処できるよう、これらの新しい流れについての解説を行います。
講師:村瀬拓男弁護士(用賀法律事務所)
◇開催概要
日時:2020年10月7日(水)16:00~17:00
料金:どなたも無料
会場:オンライン Zoom(100名)、YouTube Live(定員なし)
主催:日本電子出版協会(JEPA)
共催:電子書籍を考える出版社の会(eBP)