2019年4月22日 アメリカに日本のマンガを輸出する

2019.04.23

ポップカルチャーのグローバル・マーケティング

 日本のポップカルチャーを代表するコンテンツともいえるマンガ作品が,一つの文化圏を越え,アメリカ(およびフランス)という海外市場において,どのように普及していったのかを,マーケティングの観点から読み解きます。海外進出にはさまざまな障壁が立ちはだかりましたが,それら一つ一つが地道に取り除かれていった過程を追うことで,実地に携わった人や企業が果たした役割と,その意義を解説しました。「アメリカに日本のマンガを輸出する」
・アメリカで日本のマンガを売ることの難しさ
・ 異文化ゲートキーパーとしての現地出版社
・「日本開き」vs「アメリカ開き」
・スティグマとしての性暴力表現
・フランス市場との比較
・ クール・ジャパン政策、インバウンド観光への示唆

参加レポート
クールジャパンは“シャレ”だった? ―― アメリカで日本のマンガを売ることの難しさ

■講師 松井 剛(まつい・たけし)
【現職】一橋大学大学院経営管理研究科教授
【略歴】2000年,一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)。
 一橋大学大学院商学研究科専任講師,同助教授,准教授を経て,2013年より教授,2018年より現職。2007年8月~2009年3月,プリンストン大学社会学部客員フェロー(2007~2008年,安倍フェロー)。
【主要著作】『ことばとマーケティング:「癒し」ブームの消費社会史』(碩学舎,2013年,日本商業学会賞奨励賞・日本商品学会賞受賞),『欲望する「ことば」:「社会記号」とマーケティング』(共著,集英社新書,2017年,日本マーケティング本大賞2018準大賞受賞),など。

 

◇開催概要
日時:2019年4月22日(月) 15:00-17:30(14:30受付開始)
料金:JEPA会員社:無料、非会員社:3000円
会場:麹町/紀尾井町:株式会社パピレス 4階セミナールーム
主催:日本電子出版協会(JEPA)