「電子書籍にも対応した出版権の設定について」改正著作権法の内容と出版契約上の課題を解説
講師:松田政行弁護士(森・濱田松本法律事務所)
概要
第186回国会において、「著作権法の一部を改正する法律」(平成26年法律第35号)が成立し、平成27年1月1日から施行された。この改正によって出版権の整備がなされた。この主なところは、デジタル化・ネットワーク化の進展(電子書籍の販売額:2002年10億円、平成25年936億円)に伴い、いわゆる電子出版に対応した出版権を導入することによって、出版者が電子出版に対応した実務を形成して、自ら違法出版(平成23年国内被害額270億円)に対処しうる法的手段を整備することにあった。
この著作権法改正(79条~88条)によって、従前の出版権と対比してどのような改正が行なわれたかを示し、いかなる実務的対応が求められるかを考察。
第1 出版権の整備(従前の出版権と対比した新出版権の内容)
1 出版権の設定(79条)
2 出版権の内容(80条)
3 出版の義務(81条)
第2 実務的対応
1 雑誌記事に関する出版権設定契約
2 登録との関係
3 逆オプション契約
4 いわゆる塩漬け問題
5 債権的請求権としての版面の保護
◎開催概要
日時:2015年1月28日(水)16時~18時
会場:森・濱田松本法律事務所
東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内パークビルディング
地図:http://www.mhmjapan.com/ja/firm/offices/tokyo.html
参加人数:100名(JEPA会員の受講料は1名まで無料)
セミナーにて配られた資料は、事務局にあります。必要な方は、事務局までお申し出下さい。
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