日本電子出版協会(会長:関戸雅男(研究社 代表取締役社長)、所在地:東京都千代田区三崎町2-9-2、ホームページ:https://www.jepa.or.jp、略称:JEPA)は、Adobe、Google、Apple、SONY、Barnes and Nobleなどが採用し、電子書籍データ・フォーマットの実質的な世界標準となりつつある、EPUBについて、日本語要求仕様案を策定し、本日、一般に公開した。
仕様は、JEPAのホームページからリンクされている。JEPAは昨年11月、協会内にEPUB研究会を組織し、仕様を策定した米国の電子書籍標準化団体IDPF (International Digital Publishing Forum) に加盟、欧米の策定チームと仕様の調整を行ってきた。要求仕様案には、縦書き、ルビ、禁則処理などが含まれており、テキスト系の書籍について、一定の日本語組版を実現させている。
JEPAは、この案をもとに広く日本国内から意見を聴くと共に、漢字圏である、中国、韓国とも連携して、漢字処理の標準化をIDPFに提言し、仕様の国際標準化を目指している。
また、以下の通り、EPUBを紹介するセミナーを4月7日に開催する。 https://www.jepa.or.jp/seminar/seminar.php?id=153
■日本電子出版協会(JEPA)ついて https://www.jepa.or.jp/jepa/ 日本電子出版協会(Japan Electronic Publishing Association)は、1986年、出版社、書店、印刷会社、コンピュータ会社、ソフトウェア会社などを中心に、電子出版の普及啓蒙を目的として設立された。20年余に渡る活動の中には、CD-ROM仕様策定、Unicodeフォントの普及活動、書籍XML構造の策定、辞書データ形式、読書端末の普及促進などがあり、会員各社において配信事業を行ってきた。会員社106社。 <お問い合わせ先> 日本電子出版協会 事務局長 三瓶 徹(さんぺい とおる) 〒101-0061 千代田区三崎町2-9-2 鶴屋総合ビル4F TEL 03-3556-5224 FAX 03-3556-5259 E-MAIL: epub@jepa.or.jp |