年末年始の休みで普段は時間も合わず、会話できる機会の少ない、大学三年生の娘と今時の大学生の電子書籍事情を聴く機会があった。
娘は栄養学を学ぶ専門性の高い大学に通っている。「大学の図書館や授業で電子書籍って使っているの?」との問いに「全然~全て紙の本ダヨ・・・」と言う返答。電子書籍については大学で環境が整っていないようで、現状では、電子書籍は使わないのは当然か・・・
「電子書籍は何か見てる?」の問いに「携帯ではコミックスは見るヨ」と「当然無料のcomico~」と言う。「友達はどう?」、「まんが王国とか無料で見てるの同じダヨ」と返事。
comicoは12月に1100万DLを突破しているので娘が見ていても不思議ではない、そのcomico単行本の電子版も11タイトルラインナップされ「Kindleストア」、「BookLive!」「eBookJapan」「コミックシーモア」で昨年12月22日に配信開始した
http://www.nhn-comico.com/press/index.nhn?m=read&docid=9140803
各電子書店はキャンペーンを年末年始していたので売行きが気になるところである。娘の携帯は3年前からスマホなので「コミックスなら見る」というのは当然か、確かにタブレットを購入するよう要求もなく、課題提出様に携帯できるB5サイズノートパソコン2台目の要求があり購入した感じなのでその回答にはうなずけた。大学生はタブレットよりノートパソコンが必需品のようだ。
前出の回答のように授業は全て紙の本で、しかもその教科書が結構高額でしかも一冊ずつが重い・・・親としては割安になって重くなくPCでもタブレットでも見れる電子書籍(教科書)が良いのにと思うがこの大学ではまだ先のようである。しかし大学向けに京セラ丸善が昨年5月に発表「教育ITソリューション」でも展示された「BookLooper kizuki」 http://booklooper.jp/kizuki.html
を導入する大学が増えることが見込まれる。
大学主導での学修分析が進めば、教材のデジタル化も促進することとなる動きとなってジワジワと広がりを見せるのではないかと思う。
今年も5月に「教育ITソリューション」が5月18~20日に東京ビックサイトで開催されるがその他の新たなサービスが披露されるのも楽しみで、今年一年で大学でのデジタル推進が進捗するか注視してみたい。
以上