ケータイビジネスについて

2008.10.01

NECビッグローブ・現ビッグローブ  佐々木 浩

 弊社では、ISP事業、ポータル事業、プラットフォーム事業の3本の柱で事業を展開しており、私は、ケータイに絡んだプラットフォーム事業(お客様にシステム基盤を提供する事業)に携わっております。
 ケータイコンテンツ事業は1999年から開始し、8年で、いまや3千億円を超える市場となっており、今や誰でも携帯電話でコンテンンツを見ている時代になりました。私も微力ながら、黎明期から、ケータイコンテンツに係わっております。着メロ事業が急激に伸びていた時はすいぶんわくわくしたものです。
 しかし、何が当たるかは、雲をつかむ様な状況であり、仮説を立ててトライアルを繰り返しビジネスを模索していくしかないのが、現状です。その中で、最近勢いのあるのがケータイ電子書籍市場です。ケータイ電子書籍の市場は年間3百億円を超え、倍々に増えていると聞きます。弊社でも出版社様のご協力を得ながら、BIGLOBEケータイ書店を展開しているとともに、システム基盤を、お客様に提供させていただいております。市場形成の一端に弊社も加われたらと思っております。
 ケータイビジネスが成功する要因は、キロbpsからメガbpsへ進化していった携帯電話の通信速度や、携帯電話画面の高精細化といった携帯電話の進化、低価格戦略による台数の普及など、いろいろなことが考えられます。また、二酸化炭素削減、エコをキーワードとした何かがトレンドになるかもしれません。
 いずれにしても、技術の進歩で、今あるリアルビジネスがネット普及に伴って起きるパラダイムシフトを、いかにキャッチアップするかが肝です。
 変化をビジネスチャンスと捉えて、時流に遅れることなく事業を展開することを意識し、日々まい進していきたいと考えます。