JEPAニュース96号

2005.07.01

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JEPAニュース96号
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01. 事務局から
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7月21日(木)18:00~  7月理事会
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02. キーパーソンズ・メッセージ https://www.jepa.or.jp/keyperson_message/200507_554/
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03. 調査報告
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●書籍・雑誌推定販売額 2005年5月期 前年同月比2.6%減
今年に入って4月を除く4ケ月がマイナス。内訳は書籍が同4.5%減、雑誌は同1.4%減。返品率は、書籍が同2.9ポイント増の42.9%、雑誌が同0.3ポイント増の34.7%。1~5月期の累計販売金額は、書籍雑誌合計で同1.4%減。

書籍は同0.3%増とほぼ横ばい、雑誌は同2.7%減(月刊誌同0.9%減、週刊誌同8.4%減)と依然前年割れの状況が続いている。

(社)全国出版協会 出版科学研究所発行 出版月報2005年月6号
●モバイルブック・ジェーピー アマチュア作家の小説を携帯向けに無償配信
アマチュア作家がネット上で発表するオンライン小説を自社で運営する携帯電話向けサイト「どこでも読書」で無償配信する。人気が出た作品は電子書籍として商品化する予定。
2005.6.24 日経流通新聞
●大日本印刷 リレーポエム「年下オトコ×年上オンナ」を携帯電話に配信
KDDI(au)向けの電子書籍販売サイト「よみっち」で、作家の内藤みか氏とクリエイターの吉井春樹氏の二人が恋愛に関するやりとりをリレーポエムで表現する。好評であれば紙での出版も検討する。
2005.7.12 日経産業新聞
●シャープ 携帯漫画を読みやすく 字幕風にセリフ表示
電子書籍向けにシャープが独自開発した表示技術を使い、一コマごとの画像の切り替えが瞬時にできる。吹き出し文字を漫画の絵とは分けて表示できるようにもした。第1段はKDDI(au)向けに、NTTドコモやボーダフォンのサイトでも年内に配信を始める。
2005.7.6 日本経済新聞
●手塚プロダクション 携帯電話に「ブラック・ジャック」配信
テレビアニメ画像を電子書籍に再構成し、KDDI(au)向けに配信する。アニメ化された他の手塚作品の配信も検討する。
2005.6.16 日本経済新聞
●ヤフー 小学館と組み、連載中の漫画を有料配信
トップページに漫画コーナー「ヤフーコミック」を新設、利用料金は月525円。

段階的に雑誌や単行本の発売と同時の配信を目指す。

2005.6.23 日本経済新聞
●テクモ 虎の穴と協力し漫画画像を携帯電話向けに配信
虎の穴が販売するマニア向け漫画誌などの画像を携帯コンテンツとして利用する。携帯事業を通じて有望クリエーターを発掘し、ゲームなどコンテンツ開発につなげる狙いもある。
2005.6.27 日本経済新聞
●幻冬舎コミックス 漫画の英語版を海外に配信
同社のネット用に漫画家が執筆した作品の英語版を配信する。専用サイトを開設し、日本語版の掲載とほぼ同時に閲覧可能にする。閲覧量は初回が無料、その後は5作で210円。
2005.6.28 日本経済新聞
●幻冬舎 書店で物販 ソフトや食品など
専門子会社を設立し、書籍と連動した食品やフィギュアなどを企画、販売する。

7月に書籍とパソコンソフトを組み合わせた「幻冬舎ソフト文庫」を販売する。

全国に1万8千以上ある書店網を生かし、物販事業を軌道に乗せる。

2005.6.27 日本経済新聞
●アマゾン 出版社に販売データ サイトベストセラー賞も
サービスの名称は「あまぞ-」。出版各社の販売部数ランキング上位50位までの書籍の書名と販売部数を無償提供する。データ提供は毎週行う。サイト独自のベストセラーを紹介する賞を新設するなど出版社との関係を強化する。
2005.7.10 日経流通新聞
●大日本印刷 新型電子ペーパー試作 背景「自然な白さ」に
自然な色合いに近く、長く見ていても違和感が少ない。電子書籍の端末や繰り返し使える値札向けに3~4年後の実用化を目指す。
2005.6.27 日経産業新聞
●電子商取引 2004年度 書籍は前年比3割増の1,000億円以上
書籍分野はネットで本を販売する「パッケージ」と電子書籍(ニュースの有料配信含む)の「デジタルコンテンツ」を合わせたもの。

経済産業省 平成16年度「電子商取引調査」

2005.7.7 新文化
●IP電話売上高 2009年 個人向けは約2,860億円 法人向けは4,864億円
固定電話番号を利用できるサービスが登場したことなどで大きな成長が続くと予測した。2004年の売上高は、個人向けが約718 億円、法人向けが約695億円。2005年から2009年の年間平均成長率は、個人が31.8%、法人が47.6%。

IDGジャパン予測

2005.6.24 日経産業新聞
●ネットオークションの流通総額 2004年 7,840億円に
2004年の日本の電子商取引の規模は、企業間取引市場(BtoB-EC市場)が102兆6,990億円(前年比33%増)、消費者向け取引市場(BtoC-EC市場)が5兆6,430億円(前年比28%増)と推計。ネットオークションは7,840億円、これは、消費者向け市場の約14%に匹敵する。経済産業省、次世代電子商取引推進協議会、NTTデータ経営研究所共同調査

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/06/28/8178.html

2005.6.29 Internet Watch

今回の配布数はE-Mailで約750通、FAXで約10通です。(原則E-Mailでお送りします)