アルゴリズムとは
アルゴリズムとは、答えが決まっている問題に対して、その答えを導き出すための手順、あるいは計算方法のことを意味する。プログラミングにおけるアルゴリズムでは、再現性がある解答手順として理解されることが多い。
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コンピュータを活用するために重要なもの
アルゴリズムは、答えを導き出すための手順・計算方法であるため、コンピュータ(電子計算機)においては、アルゴリズムを定義し、インプットを行うことでアウトプットを導き出すことができる。これがいわゆるプログラミングのアルゴリズムとなる。
計算手順に関しては、問題が複雑になればなるほど、さまざまな方法が考えられるようになるため、いかに効率的な解答手順を定義したアルゴリズムを考えられるかが、処理速度のスピードに直結する。
ITやソフトウェア産業において、優れたプログラミングを行うということは、良いアルゴリズムを生み出せることが必要条件と言える。
アルゴリズムには、数値を意図した順に並べ替えるための整列アルゴリズムや、データが持つ情報を減らすことなくデータ量を軽減する圧縮アルゴリズムなど、さまざまな種類のものが存在する。
このアルゴリズムを図示したものをフローチャートと呼ぶ。
アルゴリズムはAI時代において最も重要な要素の一つ
最近では、AIなどの機械学習を活用する場合は、大量のデータを処理するために、いかに効率的かつ大量のデータを計算できるアルゴリズムを生み出すことが重要になり、AI自身が学習を行うことで、アルゴリズムの最適化を行うということが一般的になっている。
コンピュータの処理速度はハードウェア自体の性能にもよるが、コンピュータ上で動作するソフトウェアやプログラムに関してはアルゴリズムの優劣が大きく影響するため、AI時代となった2020年代においては、優れたアルゴリズムを生み出せるかどうかは、そのソフトウェアやプログラム、さらにそれらを活用したサービスの品質に直結する、非常に重要な要素の一つである。