サムネイル画像とは
見本用画像のこと。サムネイル画像は、PCやスマートフォンなどの情報機器において、画像や動画の一覧などを小さく表示し、ファイルの内容や商品などの外観を示して利用しやすくする画像を指す。
具体的には次のようなサムネイル画像がある。
・写真を保存したフォルダ内を画像の一覧として表示する例
・検索サイトで検索結果を画像一覧として表示する
・動画の一部を静止画として一覧表示する例
・ショッピングサイトの商品一覧
など。
もっと詳しく
もともとサムネイル(thumbnail)とは、親指(thumb)の爪(nail)を意味している。デザインや編集制作の現場において、企画やアイデアを説明するために描いた小さなスケッチなどを指してサムネイルといっていた。デジタル情報機器の時代になり、小さな画像を指す言葉として広く使われるようになった。
小さな画像といってもアイコンやアイキャッチのようにシンボリックなものではなく、画像縮小版や動画の一部などファイル内容がわかるもの、また、商品や出品した物品がわかる画像というように、具体的な目的をもって使われる。
著作権法とサムネイル
自分の撮った写真をサムネイルで表示する、あるいは、自分が持っている品物をオークションで販売するためにサムネイル画像にする、という例と異なって、ほかの人の著作物をサムネイル画像にするには著作権への配慮が必要になる。原則として著作権者の許諾なしにサムネイル画像を表示することはできない。
しかし、現実には多くのサムネイル画像が著作権をクリアしないで掲載されているように見える。だからといって、著作権の存在を無視してサムネイル画像を掲載することには、著作権に触れているというクレームを受けたり、著作権的な疑義を理由に掲載した記事の削除やアカウントの停止を受けるなどのリスクがあることを忘れてはならない。