オウンドメディアとは
Owned Media。企業や法人が自社で保有するメディアを示す言葉。一般には、自社のホームページや公式ブログ、メルマガ、ECサイトなどのことである。マーケティング上、広告のような料金を支払って利用する外部メディアや、SNSのような第三者による情報発信メディアなどと区別されるメディア概念。
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このワードは、2015年ごろから主にマーケティング用語として使われる様になった。この背景には、従来型の企業メディアであるホームページや公式ブログなどに加えて、SNSや動画サイト、キュレーションメディアなど、企業のWebマーケティングで使うメディアが多様化してきたということがある。
SNSなど他者が管理・運営しているメディアや企業が広告費を払って掲載するメディアに対して、自社で運営し内容をコントロールできるメディアとしてオウンドメディアという考え方が注目される様になった。
オウンドメディアの価値
Facebook、Youtube、Twitter、TikTok、amazon、楽天、リスティング広告など他者が運営しているメディアでは、集客力、信頼性、統一されたインターフェースなど多くのメリットがある一方、メディア側のルールや方針に従わなければならないという制約がある。
オウンドメディアでは、自社の方針にしたがってコンテンツをコントロールでき、広報・宣伝・販促・ブランディング・販売など自由に運営できる。一方、集客力や運営コスト面の弱点もある。
昨今のWebマーケティングでは、既存のSNS、Web広告などのメディアとオウンドメディアを上手く組み合わせて運営することが主流となっている。例えばamazonなどのECサイトでは、商品の見せ方や品揃えは一定程度に抑え、自社サイトでは、より詳しい情報や比較情報、ユーザー体験、動画など別のアプローチで訴求するという様な使い方がある。