キーパーソン・メッセージ

2020.06.01

6月雑感――これからどうなるの?

JEPA事務局 清水隆

 新型コロナウイルスによって日常生活は大きく変わってしまったようだ。人と人は距離をとらなければならない、外出時はマスクをするようにする、頻繁に手洗いや手指消毒をする……など、今までの習慣を変えなければならないことが多い。

 しかし、2011年3月11日の東日本大震災の後のような喪失感はないように思える。9年前の震災後は電気の利用が制限されていた。電車は間引き運転をして、夜には町のネオンが消え、計画停電も実施された。普及し始めたデジタルサイネージの電源が落とされ、まるでヨーロッパの街のように暗い新宿を目にしていた。

 そうした節電の風潮も電力が確保されるとしだいに忘れられ、それまで以上に電力にあふれる生活が戻ってきた。新コロナウイルスは、元の生活にもどれない何かをもたらすのだろうか。

2020.05.08

人工知能は、どこまでコンテンツ制作をサポートできるのか?

日立コンサルティング 岡山将也

 学生時代、人工知能(AI)に興味をもって真面目?に勉強していたころ、鉄腕アトムのような人間のような頭脳を作りたいなとか、ナイトライダーを見て、ナイト2000のキットのような自動運転可能な車の頭脳を作りたいなとか、想像(夢)を膨らませていました。

 しかしあの当時のコンピュータでは計算パワーが足りず、ちょっとした複雑な計算処理をするだけでも、途方もなく時間がかかりました。そのため、どうやったら効率的に知識を取り出せるか、どのように知識を組み立てれば解に近づくのかを模索した時代でもありました。

 また、多くのセンサー情報を用いて人間のように曖昧な部分をうまく制御に活かせないかを模索した時代でもありました。この制御こそ、1990年の日本語新語・流行語大賞の新語部門で金賞をとったファジィ(ファジィ制御)でした。

『あれから30年!』

 時代は進み、昨今の計算機パワーの増大、データの流動性が飛躍的にアップし、深層学習(ディープラーニング)のような複雑な計算も実時間でできるようになりました。また多くの優秀なエンジニアがしのぎを削って新しい手法を考えだし、より複雑な処理もできるようになりました。飛び切り驚いたのは、2019年度に実施された2つのビッグプロジェクトでした。

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