キーパーソン・メッセージ

2020.07.01

コロナ禍に考えた

新潮社  柴田 静也

 東京に緊急事態宣言が出され、弊社も原則在宅勤務となり、今までの働き方、ビジネスを考えた。

 学校が一斉休校となり、自宅にいる時間が増えたことにより、YouTubeの視聴時間が大幅に増えた。しかし、広告主が減ったため提供側の収入は減少。ユーザーのニーズが高まっているのに、コンテンツホルダー側には恩恵がなく、むしろ減っているとは、ビジネスモデルとして、なんだかなぁと思った。

 国の自粛要請により、各種公共機関が閉まった。図書館も例外ではなかった。自粛期間中、市井の書店さんが潤った。学習ドリルやコミックなど売上増加。
 果たして、図書館の閉館との因果関係はあるやなしや。どこかの学者さん、きちんと考察してくれないかしら。もちろん図書館の意義に異議を唱えているつもりは、ございません。

2020.06.01

6月雑感――これからどうなるの?

JEPA事務局  清水 隆

 新型コロナウイルスによって日常生活は大きく変わってしまったようだ。人と人は距離をとらなければならない、外出時はマスクをするようにする、頻繁に手洗いや手指消毒をする……など、今までの習慣を変えなければならないことが多い。

 しかし、2011年3月11日の東日本大震災の後のような喪失感はないように思える。9年前の震災後は電気の利用が制限されていた。電車は間引き運転をして、夜には町のネオンが消え、計画停電も実施された。普及し始めたデジタルサイネージの電源が落とされ、まるでヨーロッパの街のように暗い新宿を目にしていた。

 そうした節電の風潮も電力が確保されるとしだいに忘れられ、それまで以上に電力にあふれる生活が戻ってきた。新コロナウイルスは、元の生活にもどれない何かをもたらすのだろうか。

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