2010年4月1日 日本電子出版協会 JEPAロゴ

 米国の標準化団体 IDPF (International Digital Publishing Forum)が策定した EPUB仕様書には、将来の方針として「コンテンツの国際的なサポート」が謳われているものの、現段階の OPS (Open Publication Structure) 2.0v1.0 では、縦書き、禁則処理、ルビ等日本語表示に固有の仕様は含まれていません。
 日本電子出版協会(JEPA)では、IDPF(旧名称Open eBook Forum)の設立当初からJEPA会員企業が参加していた経緯があり、EPUB日本語要求仕様案を策定しました。
 日本語表示固有の課題を早期に EPUB仕様に取り込むことを目的とし、そのために必要最小限と考えられる要求仕様をまとめた草案です。

 日本語拡張仕様案の主な項目は以下のとおりです。正式な拡張案は英文ですが、reqEPUBJ.htmlをご覧ください。

 なお、仕様要求案は、テキストを主体とした電子書籍を念頭に置いたものであり、雑誌等フリーレイアウトで作られる電子書籍についてはEPUB仕様の制約により考慮していません。

 ご意見、ご要望などは、epub@jepa.or.jpまで、お願いします。