日本電子出版協会(Japan Electronic Association,JEPA)は今秋創設30周年を迎えます。わたしたちは1986年の創設以来、一貫して、出版をはじめ電子・通信分野のハード・ソフト、印刷・流通など幅広い領域の業界各社が結集して電子出版のメディアとしての確立とその普及を目標に活動を続けてまいりました。当初は電子出版実現に向けた技術の学習や課題の抽出とその解決方法の探求がその中心でしたが、次第に環境の整備や実際の電子出版物の刊行に向けた実践的活動に力点を移しています。 (活動の概要はこちらをご覧ください。）
電子出版が多くの人々の知るところとなり、高精細の表示機能をもつスマートフォンやタブレットといった携帯型情報通信機器や専用読書端末の普及により電子書籍によって読書をする人は徐々にふえています。今後も引き続き読者の皆様の期待に応える読書環境の多様化とコンテンツの充実に向けて努力を重ねてゆく決意です。
わたしたちはこの節目の年に、電子出版のさらなる進化を通じて文化の発展に寄与すべく、これまでの活動を振り返り、将来を展望するさまざまな事業を実施してまいります。これらの事業を多くの皆様のご理解とご協力によりぜひとも実りあるものにしたいと願っております。ご支援のほどを心よりお願い申し上げます。

2016年6月
一般社団法人日本電子出版協会
会長 関戸雅男

30周年記念イベント一覧

記念イベントは過去を振り返るだけではなく、未来に向けての提言やヒントを提供するものにして行きたいと考えています。
期間は2016年6月から2017年の7月までの1年余とし、各専門委員会によるセミナーやイベント、委員会横断の事業など複数行事で構成します。
現時点で以下のラインナップが計画されていますが、今後企画を追加し日本の電子出版の新しい歩みに役立つ内容を提供します。イベントへの積極的なご参加をお願い申し上げます。